活動報告・お知らせ
神戸・気仙沼合同作品展
神戸と気仙沼 1000キロも離れた私たちの共通点は思い出したくもないあの天災でした。
決してあってほしくなかったけど、これがきっかけで私たちは繋がりました。
ほとんどの神戸阪神間の人たちは、東日本大震災のあの日、16年前を思い出して
怖かったこと、苦しかったこと、悲しかったこといろんな気持ち共有したと思います。
だからこそ、これからもこの繋がり大事にしたくて、一緒に作品展を開催することにしました。
開催日 2024年1月17日(水)から3月11日(月)のうち 以下の日のみ
各 土曜日・日曜日・月曜日・1月17日・2月23日 (他の日はクローズです)
時 間 11時から17時まで
会 場 神戸六甲アイランドRICギャラリー
住 所 神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート3階エスカレーターを上がってすぐ
交 通 六甲ライナー「アイランドセンター」駅下車して直結 徒歩2分
地下に駐車場あり
作品展以外に紙芝居やワークショップも開催します!
詳細は下をご覧ください。
・・・・・・作家の紹介・・・・・・
from 気仙沼
相澤一夫(画家)
1941年生れ。69年気仙沼移住。
1988年新象作家協会展・県芸術協会展にて大賞他8回受賞
2002年リアスアーク美術館企画個展 他 気仙沼、京都等5回の個展
あべさとこ(絵手紙作家)
2009年より手描きの魅力に感銘し、絵手紙を始める。
岩国・気仙沼震災伝承館にて作品展・ワークショップを開催。
3.11の際に各地の絵手紙仲間から届いた手書きの温もりに魂を救い上げてもらえた。
それがきっかけでセラピーにも繋がると確信。絵手紙で心の復興の大切さを今現在も伝えている。
内海基水(工芸作家)
文化女子大生活造形学科卒。
宮城県芸術祭工芸展成瀬美術館賞受賞、河北美術展・日本の自然を描く展出品
企画グループ展出展(宮城県美術館他)
小田亜希子(アーティスト)
気仙沼在住のコラージュアーティスト。
5年前からマスキングテープを使ったアート作品を作り始める。
主に海外アーティストをモチーフに制作していたが、最近は人物にこだわらずに思いついた物を独自の世界観で表現している。
仙台、青森でも個展開催。
小山春幸(カフェオーナー・美術家)
2019年起業。復興拠点として気仙沼市大島に「野杜海(のどか)」開業
青と緑の茶やharuを経営、店内にギャラリーを併設し作品展を企画し、被災地の心の復興と情報発信を展開している。
小山美奈子(団体職員)
宇都宮文星短期大学卒 三軌展・河北展等出品
加藤守(看板屋)
1957年生れ。アドワークス(広告業)経営
第43回近美展小品部門入選
第44回近美展新人賞受賞
「2011、春」は、震災後1か月の津波をかぶった庭先に咲いた花を描きました。
紺野拓子(会社員)
幼き日より自然や小動物、特に鳥類が大好きでスケッチやイラストにして描いてきた趣味として表現活動にとり組んでいる。
羊毛フェルト作家としても活動している。
清水ちの(美術家)
対象と素直に向き合い、精緻な一点一点に想いを込めて祈りにも似たやさしい表現を追い求めている。
廣野典子(画家)
若い頃から気仙沼湾をテーマに油彩・水彩画等を描き続けている。
河北展等公募展に出品多数、宮本三郎記念デッサン大賞展にて横尾忠則賞受賞
すみ絵(絵本作家・ラジオパーソナリティ)
気仙沼在住の絵本作家、ラジオパーソナリティー
1990年 パチパチ読本コミック部門 最優秀作受賞し雑誌に掲載、2011年~美術の祭典 東京展 絵本の部屋に毎年出展中、2016年銀座ワンにて「すみ絵展」を開催、2022年3月気仙沼市東日本大震災10年復興記念事業として絵本「まほうのピアノ」を完成、2023年6月リアスアーク美術館にて「まほうのピアノ」原画展開催、気仙沼でグループ作品展に出展している。
ラヂオ気仙沼 ぎょっとFM 「夕やけぎょっと倶楽部」のパーソナリティー(毎週月曜日17時~19時まで)
Photo Shigeyasu Fujino
武田香代子(ブルースシンガー)
1959年宮城県気仙沼市生まれ。
大好きな音楽の世界から様々な思いを想像し、絵で表現することが楽しくなって、あの大震災で受けた思いや続くコロナや世の中の有り様を変わりゆく街の様子や人々の人生に照らし合わせて音楽の世界と共に私の絵画は生まれています。
玉川浩嗣(画家)
アトリエK(水彩画教室)主宰、二科展・日本水彩画展・河北展等にて入賞
常山俊明(美術家・鮮魚卸売業)
宮城県芸術祭大賞、文化庁現代美術選抜展出品、リアス·アーク美術館企画展(個展)宮城県芸術協会運営委員、美術文化展会員努力賞(大賞)、美術文化協会元会員、長野オリンピック記念絵画展、上野の森美術館大賞展、昭和シェル石油現代美術展出展など、カメイ美術館企画展、ギャラリー企画グループ展·個展多数
常山佳子(小学校勤務)
自然と生活をテーマに震災以降また制作を始めている。
第52回河北美術展藤崎賞受賞、岩手県芸術祭入選、企画グループ展(宮城県美術館)
白幡みゆ(イラストレーター・デザイナー・NPOあそびーばー主催)
岩手県一関市生れ。物心がつく頃から自由帳が友だち。気仙沼に移住して8年。
子どもの自由な遊び場づくりをするNPO活動を本業にする傍ら、1歳の娘と夫の生活を絵にして描きとめる。
藤野洋子(ボタニーペインティングアーティスト)
ボタニ-ペインティング、プロフェッショナル講師、日本リフレクソロジー協会認定、プロフェッショナルリフレクソロジスト、日本ヒーリング協会認定レイキヒーラー、ワイヤーラップジュエルアーティスト
三浦芽衣(小学校勤務)
水上不二作品感想画コンクール市長賞
幼き日より美術に親しみ、地域の特性にこだわって凝視し作品づくりに取り組んできました。また、美術をライフワークとして表現にこだわり、再開しています。
協力 玉谷誠一
from 神戸
拙筆屋万次郎(書風家)
神戸市東灘区六甲アイランドに在住。
1989年 六甲アイランドのタウン誌「RICWINDS」にコラム連載。
1995年 阪神・淡路大震災発生
2000年 拙い言葉と拙い筆の運びから拙筆屋万次郎を筆名にする。
2006年 毎年カレンダーを発行。
「たった一つのあたたかさ」「焼け跡のクロ」など震災体験を元にした創作作品がある。
ごとうゆき(クレイドールと旅スケッチの作家)
兵庫県明石市出身、2年前から六甲アイランド在住。生活感ある風景を描いている時間は平和を感じます。その時感じた気持ちをクレイドールに込めて楽しく作っています。どちらも私にとってもは大事なライフワークです。
六甲アイランドマーケットシーンエスカレーター両サイドのクレイドール動物シリーズ制作。ファッションマート外部廊下沿いテラスギャラリーの運営。
2012年宮城県に慰安を込めて人形展をした時に、被災地をあちこちご案内いただいた方が気仙沼の玉谷さんでした。その後当時東京に住んでいた私は東京在住アーティストさんたちと気仙沼で数回作品展を開催。 気仙沼滞在中の早朝、魚市場の競のスケッチをしていた時に、缶コーヒーを持って激励にきてくれた方が今回出展される常山さんでした。
特別出演
小川よしのり(紙芝居師)
京丹波町を拠点として活動。筋ジストロフィーという難病と向き合いながら、自分にできる社会貢献の行動として紙芝居を始め、2023年6月からプロの紙芝居師として活動されている。NHKの情報番組や、テレビ東京、新聞など、様々なメディアに取り上げられ、注目の紙芝居師。
『今回、初めて神戸で上演させて頂く紙芝居師の小川よしのりです。普段の活動の場である、京都で、東日本津波の体験者である工藤真弓さんの描かれた『つなみのえほん』という作品を紙芝居にして上演する依頼があり、製作していたところ、主催者であるごとうゆきさんに出会い、神戸でも作品を上演させて頂くことになりました。工藤さんの体験された、震災、津波の体験を、紙芝居師として丁寧に上演させて頂きます。よろしくお願いします。』
日南田淳子(紙芝居画家)
絵もお話も音楽もオリジナルのミュージカル3D紙芝居を作って、夫婦で日本中紙芝居の上演をしています。
画家としては自然などから受け取るエネルギーを絵に移す抽象画を描いています。
ゆきさんとのコラボ企画で、気仙沼でグループ展をすることになり、つながったご縁。これからも形を変えてもつながっていけますように。
今回ギャラリーでは上演ができませんが、2月18日(日)六甲アイランド ジアンダンテ マーケットシーン ダイエー前の広場で紙芝居が決定しました。
*各作家の作品の一部は購入可能です。
・・ワークショップのお知らせ・・
私だけのかわいいコロコロダルマを作ろう!
真っ白で小さな手作りダルマに絵の具で色を塗って完成させます。
大人から子供まで楽しめます。
ご用意いただくものは特にありません。(ただし絵の具を使うので服を汚さないようお気をつけください)
費 用 ダルマ一個 1500円
所要時間 平均30分
開催日時
1月20日(土)21日(日)27日(土)28日(日)
2月3日(土)4日(日)10日(土)11日(日)17日(土)18日(日)24日(土)25(日)
3月9日(土)10日(日)
開催時間中予約なしでいつでも自由に始めることができます。
紙芝居 by 小川よしのり
お問い合わせ
「進んでいくねん」プロジェクト代表 ごとうゆき 090-8381-7742 メール yuki.g@zukosya.com
今だけ!遠方から飛行機でお越しの方へちょっと朗報!
六甲アイランドから神戸空港への直行便バスが臨時で出ています。
about us図工舎について
図工舎とは、私人形作家ごとうゆきが運営する私の作った人形を用いてディスプレイするサービス事業です。
どうして図工舎という名前を使うのか図工舎の名前は小学校の図画工作の授業からきました。図工の時間は楽しかったです。
私の夢はみんなで楽しめる時間を共有すること。図工舎メンバーを増やして、一緒に楽しく作って、そして飾って、作る人も飾る人も飾る場所を提供する人もみんな楽しくなれたらいいなと思い個人名ではなく図工舎という名前を使うことにしました。
- 神戸オフィス
- 兵庫県神戸市東灘区向洋町中7-2-3-1-609Googlemapを見る
- 東京スタジオ
- 東京都杉並区西荻南2-19-7Googlemapを見る
profile
クレイドールと旅スケッチの作家 ごとうゆき
子供のころは看護師さんになりたいと思っていました。怪我した人に寄り添って治っていくお手伝いをするというお仕事がとても魅力的でした。それがどこでどう間違ったのか全然違う方へと進んでいき、時に立ち止まりながら、いくつかの仕事を経て気がつけば数えきれないほどの人形を作るクレイドール作家になっていました。 クレイドール作家として活動を始めてからも、これで良かったのかなと、また何度か立ち止まって自問自答しましたが、不思議とやめたいとは全然思いませんでした。
それどころか時々開催してきたクレイドール展示会では、たくさんの人の笑顔を見せていただけ時に涙も見ました。自分の作った人形を通じて人を癒すことができるならこんな素敵なことはない、人生をこれにかけていいと思えました。2002年ごろから我流で作り始め現在に至ります。またその2年後から本格的にスケッチも始めました。こちらも我流ですが、必ず現地に赴き現地に立って描き終えることにしています。なぜなら現地に立ち続けることでそこの空気を存分に楽しむことができるからです。クレイドールのタッチとスケッチのタッチが全然違うとよく言われます。しかし私の中ではこのふたつは連動しているようです。スケッチをしている時、私の身体は透明になって日常の小さな平和や小さな感動を吸収します。そしてその吸収したものをクレイドールに込めてニコニコしながら作りあげるのです。
これからもきっと身体が動く限りスケッチを描き続け、クレイドールを生み続けたい、そしてそれをたくさんの方々に楽しんでいただきたいと願っています。
経歴
- 1967年
- 兵庫県明石市生まれ 関西学院大学法学部卒業
不動産業、建築設計業を経て、住宅店舗の内装会社でインテリアデザイナーとして従事 - 2000年より
- イラストレーターとして活動開始
- 2002年より
- 我流でクレイドールの制作を開始
- 2004年
- 本拠地を東京に移す
- 2007年
- 北京のあちこちを独り歩き旅 クレイドール制作の他にスケッチを始める
- 2011年~2021年
- 日本各地の疏水をスケッチする
- 2021年
- 本拠地を神戸に移す
主な個展
- 2006年
- 兵庫県神戸市 コープ神戸シーア クレイドール展
- 2009年
- 同上
- 2012年
- 宮城県石巻市、南三陸町 東日本大震災被災地 クレイドール巡回展
- 2014年
- 兵庫県神戸市 神戸新聞ギャラリー 人形展
- 2015年
- 兵庫県明石市文化博物館 クレイドールとスケッチ展
- 2017年
- イタリアフィレンツェ クレイドール展
- 2019年
- 香川県坂出市民美術館 クレイドールとスケッチ展
- その他
- その他 毎年 明石、神戸、東京の各地 クレイドール展・スケッチ展
主な著書
「北京へいきたい!」 メイツ出版 発行
北京のすみずみを一人旅して描いたオール手描きガイドブック
「小さな暮らしのおそうじ&お片付けマップ」 すばる舎 発行
東京でのアパート暮らしの実体験とかつてのインテリアデザインの知識を活かして描いたイラスト満載の掃除のノウハウ
主な取材
東京新聞・朝日新聞・神戸新聞・ラジオ関西・河北新聞・三陸新報・関西学院大学・四国新聞・練馬区報・練馬人図鑑・VOA (パキスタン)