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9月19日 紙粘土を作る
前からずっと紙粘土を作りたかったのだが、その思いが止まらなくなって即でんぷんのりを買いに行った。
どうやら紙を柔らかくするために重曹とクエン酸がいるらしい。 幸いどちらも家にあった。
資源ごみの袋から読み終わったコピー用紙を数枚出してきて適当にちぎって水を入れた。
重曹クエン酸は量がわからないので適当にスプーンいっぱい程度入れた。
水の中でもっと小さくちぎりながら ミキサーの方が楽だなと思いミキサーに移し替えた。 まあまあドロドロになった。
でんぷんのりも適当に袋を一回ぶちゅっと一押しする程度入れてまた混ぜる。
かなり水分多めで クリームシチュー程度
これじゃ形作れんなあともう一回インターネットで見つけた作り方をチェックした。
キッチン排水溝用のネットで絞るとあったので従った。
ネットのキメが細かいせいか、 水分は簡単に脱水できないが時間かけて少しずつ塊に。
これでどうやら紙粘土完成!
けっこう簡単!
今日はお試しなので平たい発泡スチロールに被せてベースを作ることにした。
profile
クレイドールと旅スケッチの作家 ごとうゆき
子供のころは看護師さんになりたいと思っていました。怪我した人に寄り添って治っていくお手伝いをするというお仕事がとても魅力的でした。それがどこでどう間違ったのか全然違う方へと進んでいき、時に立ち止まりながら、いくつかの仕事を経て気がつけば数えきれないほどの人形を作るクレイドール作家になっていました。 クレイドール作家として活動を始めてからも、これで良かったのかなと、また何度か立ち止まって自問自答しましたが、不思議とやめたいとは全然思いませんでした。
それどころか時々開催してきたクレイドール展示会では、たくさんの人の笑顔を見せていただけ時に涙も見ました。自分の作った人形を通じて人を癒すことができるならこんな素敵なことはない、人生をこれにかけていいと思えました。2002年ごろから我流で作り始め現在に至ります。またその2年後から本格的にスケッチも始めました。こちらも我流ですが、必ず現地に赴き現地に立って描き終えることにしています。なぜなら現地に立ち続けることでそこの空気を存分に楽しむことができるからです。クレイドールのタッチとスケッチのタッチが全然違うとよく言われます。しかし私の中ではこのふたつは連動しているようです。スケッチをしている時、私の身体は透明になって日常の小さな平和や小さな感動を吸収します。そしてその吸収したものをクレイドールに込めてニコニコしながら作りあげるのです。
これからもきっと身体が動く限りスケッチを描き続け、クレイドールを生み続けたい、そしてそれをたくさんの方々に楽しんでいただきたいと願っています。
経歴
- 1967年
- 兵庫県明石市生まれ 関西学院大学法学部卒業
不動産業、建築設計業を経て、住宅店舗の内装会社でインテリアデザイナーとして従事 - 2000年より
- イラストレーターとして活動開始
- 2002年より
- 我流でクレイドールの制作を開始
- 2004年
- 本拠地を東京に移す
- 2007年
- 北京のあちこちを独り歩き旅 クレイドール制作の他にスケッチを始める
- 2011年~2021年
- 日本各地の疏水をスケッチする
- 2021年
- 本拠地を神戸に移す
主な個展
- 2006年
- 兵庫県神戸市 コープ神戸シーア クレイドール展
- 2009年
- 同上
- 2012年
- 宮城県石巻市、南三陸町 東日本大震災被災地 クレイドール巡回展
- 2014年
- 兵庫県神戸市 神戸新聞ギャラリー 人形展
- 2015年
- 兵庫県明石市文化博物館 クレイドールとスケッチ展
- 2017年
- イタリアフィレンツェ クレイドール展
- 2019年
- 香川県坂出市民美術館 クレイドールとスケッチ展
- その他
- その他 毎年 明石、神戸、東京の各地 クレイドール展・スケッチ展
主な著書
「北京へいきたい!」 メイツ出版 発行
北京のすみずみを一人旅して描いたオール手描きガイドブック
「小さな暮らしのおそうじ&お片付けマップ」 すばる舎 発行
東京でのアパート暮らしの実体験とかつてのインテリアデザインの知識を活かして描いたイラスト満載の掃除のノウハウ
主な取材
東京新聞・朝日新聞・神戸新聞・ラジオ関西・河北新聞・三陸新報・関西学院大学・四国新聞・練馬区報・練馬人図鑑・VOA (パキスタン)